プロフィール・経歴
大学卒業後、メーカーの海外営業部で10年間勤務した後渡英。ブリティッシュ・エアウェイズに22年間在職し、VIPクルーとして政府チャーター機への乗務や、MWのもとでファーストクラス訓練のワイン講師を担当。乗務のかたわら、「Sussex Vino(サセックス・ヴィーノ)」という会社を立ち上げ、イギリスワインの奥深い世界を伝えるためワインセミナーやワイナリーツアーを多数企画・運営。2026年7月に退職しワイン業に専念。ワインがもたらす心豊かなライフスタイルを提案中。
好きなフライト先
東京・羽田
海外在住なので、家族に会ったり、買い物や本物の和食を食べるのが楽しみでした!
サンフランシスコ
コロナ後は街が変わってしまい残念ですが、ステイ中は頻繁にソノマやナパのワイナリーへ出かけていました。
バミューダ
北大西洋に浮かぶイギリスの海外領土・バミューダ。魔の三角地帯で有名ですが、カリブ海の他の島々とは違った魅力溢れる特別な島。素朴さ・美しい景色と同時に、美食や洗練されたお土産品なども多く楽しめます。

取得資格
WSET® Level4 Diploma in Wines and Spirits(2019年)
SSI 国際唎酒師(英語・2025年)

1976年「パリスの審判」スティーヴン・スパリュア氏と
ワインとの出会い・興味を持ったきっかけ
渡英した当初は、スーパーに並ぶワインの種類の多さと売り場の広さに驚き、何を選べばよいのか全く分かりませんでした。イギリスで生活する中で食事と一緒にワインを楽しむ機会も増え、少しずつワインの知識が増えていきました。とはいえ、まだまだ知らないことばかり。そんな私が本格的に勉強してみたいと思うようになったきっかけは、ファーストクラスで働き始めたことです。お客様にワインをご紹介したり、サービスに携わる中で、ワインについてもっと深く知りたいという思いが強くなりました。

CAのワインにまつわるエピソード
日本へ向かうファーストクラスの機内で、ある日本人のお客様が「実は数日後にワインエキスパートの二次試験を受けるんです。でも自信がなくて…」とおっしゃいました。試験前の不安やひたすら練習したい気持ちは、それこそ痛いほど分かります!
そこで、「よろしければ、少し練習してみませんか?」とお声がけしました。搭載しているワインをすべて、ほんの少量ずつお注ぎしてブラインドテイスティングをしていただきました。もちろん、機内では気圧の影響もあって、アロマや味わいの感じ方が地上とは異なることがあります。その点は事前にお伝えして「地上でのテイスティングとは少し違って感じるかもしれません」とご説明しました。ただ機内では、そうした影響が比較的少ないワインを選んで搭載しています。そのため、極端に感じ方が変わるわけではありませんよね。そういったこともご説明したうえで、その方には安心してテイスティングの練習をしていただきました。
結果的に「楽しみながら練習できました」と、とても喜んでくださり、私も嬉しかったです。今でも時々「あの方、合格されたかしら?」と思い出します。
思い出のワイン
いくつかありますが、数年前に飲んだHenschke(ヘンチキ)のHill of Grace 2010は、私のオーストラリア・シラーズに対する認識を大きく変えてくれた、特に印象深いワインです。
複雑なダークベリーと赤い果実香味に、すみれを思わせる上品な花の香り、ほのかな樽香と柔らかなスパイスのニュアンスが重なり、シルクのようになめらかなタンニンとともにすべての要素が見事に調和していました。
力強さだけではなく、繊細さや気品、複雑性まで備えた素晴らしいシラーズで「オーストラリアのシラーズ」を一面的に捉えてはいけないのだと教えてくれた一本です。
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Sussex Vino : www.sussexvino.co.uk

