【レポート】ワインツーリズムやまなし2024・秋|笛吹市・甲府市・山梨市

日程:2024年11月9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)
参加日:11月9日(土)
開催場所:山梨県の甲州市、笛吹市、山梨市、甲府市のワイナリー
イベント詳細:ワインツーリズムやまなし2024・秋

目次

イベント概要

「ワインツーリズムやまなし2024・秋」
山梨県甲州市・笛吹市・山梨市・甲府市の4つの市を舞台に62ワイナリーが参加
11月9、10、16、17日の土曜、日曜に各エリアごとの開催

開催エリアとチケットは以下の通り。 

  • 11月9日(土):笛吹市・甲府市・山梨市の23ワイナリー/7,700円(税込、専用バスチケット付)
  • 11月10日(日): 勝沼の35ワイナリー(35歳以下の方限定)/5,500円(税込、専用バスチケット付)
  • 11月16日(土):甲州市塩山・山梨市牧丘の9ワイナリー/7,700円(税込、専用バスチケット付)
  • 11月17日(日):勝沼の36ワイナリー/7,700円(税込、専用バスチケット付)
  • 11月16日(土)・17日(日)2日間共通券/13,200円(税込、専用バスチケット付)
WF編集部

Wine Flight編集部のメンバーは11月9日(土)笛吹市・甲府市・山梨市の23ワイナリーが参加する日に行ってまいりました。
山梨は新宿から「特急あずさ」や「特急かいじ」で1時間30分ほど!都内から気軽に行けるのも嬉しい♥

イベントの雰囲気

WF編集部

参加には事前申し込みが必須です。

11月9日(土)はJR石和温泉駅南口、甲府駅北口、山梨市駅南口が受付場所になっており、好きなところで受付をすることができます。専用バスには当日受付で渡されるバスチケット(リストバンド)を提示して乗車できます。

受付ではワインツーリズムやまなし専用のワイングラス(¥500)を購入する必要があります。ワイングラスを持ち歩くのは大変なので合わせてワイングラスホルダー(¥500)を購入されることをおすすめします。
過去に参加したことがある方は、過去のものを持参すれば購入する必要はありません。

醸造家や参加者の方とお話をしたり、ワイナリー見学をさせていただいたり、ワインと地元の飲食店が販売されている美味しいおつまみやお弁当をいただいたり、散策したり…好きなように参加ワイナリーを巡ることができるイベントでした。
ご夫婦、カップル、友達同士、お一人参加の方もいらっしゃり、ワインに詳しい方も、そうでない方も楽しめるイベントだと思いました。

WF編集部

全部まわろうと欲張らず、4~5軒を目安にじっくりと散策するのがおすすめ。必ず行きたいところがある場合は、そのワイナリーを起点に事前の計画が大切です。

訪問ワイナリーとワイン

AM9:00、甲府駅北口からスタート。
まずはいくつかのワイナリーや飲食店が出店している「甲府会場(五味醤油)」でバスを下車。

「ドメーヌ・ヒデ」

WF編集部

ワイナリー基本情報(ドメーヌ・ヒデ公式サイトより)
南アルプス産の赤ワイン醸造にこだわるブティックワイナリー

1杯目:愛してるスパークリング2024

1杯目は無料試飲のマスカット・ベーリーAの微発泡ワイン、穏やかなシュワシュワ、よく冷えて美味しい!
心と体が満たされる満月10月17日に瓶詰めされたワイン。2024年は完熟のヴィンテージだそう。

はちみつとチーズ2種類食べ比べカンパーニュ&バケット付

さっそく美味しいワインとおつまみにありつけてすでに来てよかったぁ~と満足してしまいました。

2杯目:ホシワイン アパッシメント2018

マスカット・ベーリーA100%のアマローネ(陰干しブドウで造る辛口ワイン)はあんぽ柿の小屋で約3ヵ月陰干しされたブドウを使用。レーズンやイチジクを思わせる豊かな芳香に、果実味、タンニン、高いアルコールが見事に調和した味わい。

「シャトー酒折ワイナリー」

WF編集部

ワイナリー基本情報(ワインツーリズムやまなし2024秋公式サイトより)
1991年6月、日本を代表するワインの産地である山梨県の甲府市を一望できる風光明媚な酒折に現在のワイナリーを設立。海外のワイン製造技術に関する最新の情報を得て、各国から導入した設備を使用し、甲州、マスカット・ベーリーAなど日本固有のブドウ品種を中心とした日本ワインを醸造。

続いては「シャトー酒折ワイナリー」でバスを下車。

3杯目:発売前の甲州ドライ2024

こちらでは「バックヤードツアー」に参加し、できたばかりでまだ発売前の「甲州ドライ2024」をテイスティングさせていただきました。
フレッシュなリンゴのような香りと味わい、ジューシー!

4杯目:甲州にごり2024

「新酒」がありましたので、こちらではもう1杯いただきました。
「甲州にごり2024」はすりつぶした白桃のようなフルーティーさがあり、フレッシュで「今」が飲み頃!

「ドメーヌ・Q」

WF編集部

ワイナリー基本情報(ワインツーリズムやまなし2024秋公式サイトより)
ドメーヌQのピノ・ノワール畑は国内最大級の栽培本数を誇り、毎年7月31日にはどこよりも早い新酒「ヌーヌーボー」を発売している

ウェルカムドリンク「ロゼスパークリングロゼパッション2023」と焼きマシュマロでお出迎えされました。
甲府市産のマスカット・ベーリーAと甲州を使用し、甲府市の武田神社のお堀から採取した酵母を使用したロゼスパークリングワイン。

5杯目:甲府スパークリングロゼパッション2023
WF編集部

マシュマロとほんのり甘いロゼスパークリング、最高のマリアージュ♥

マシュマロを焼く
ワイナリーツアーに参加
6杯目:ヌーヌーボー2024

どこよりも早い新酒「ヌーヌーボー」はデラウェアが色付く前の青いデラウェアを使用したフレッシュな白ワイン。ほんのり甘く、アルコール度数が低めなのですいすいと飲みすぎ注意の美味しさ。

7杯目:ストローハットブラン2023

オークチップでほのかなバニラ香を纏わせたシャルドネ「ストローハットブラン2023」。

8、9杯目:ピノ・ノワールのヴィンテージ違い2021と2005

山梨では珍しいピノ・ノワールのヴィンテージ違いをテイスティング。まさかバックヴィンテージの2005年をいただけるなんて!ワイナリーのセラーから動いていない一番良い状態のワインをテイスティングできたのだと思います。このようなレアワインに出会えるのもイベントの醍醐味。

「旭洋酒 Soleil Wine」

WF編集部

ワイナリー基本情報(ワインツーリズムやまなし2024秋公式サイトより)
解散した協同組合の醸造所を22年前に譲り受け、醸造家夫婦とスタッフの計3人で営む小さなワイナリー。周囲は住宅街ですが車で15分の自社畑ではメルロやシラー、ピノ・ノワール、アルバリーニョ等を栽培。地元農家の甲州とMBAでもヴァラエティーに富んだワインを造っている。

この日、最後の訪問は「旭洋酒 Soleil Wine」

ワインの有料・無料試飲ともに充実していて、ワインに合うパン、チーズ、フレンチデリやシャルキュトリーなど美味しそうなものがたくさん!
レコードがかかり、おしゃれな雰囲気でした。

最後の訪問

「ピノ・ノワール ぺティヤン・ヌーボー2024」振る舞い新酒を手酌で

10杯目:ピノ・ノワール ぺティヤン・ヌーボー2024

有料試飲は¥500で7杯もテイスティングさせていただきました!

有料試飲(¥500)のチケットはワインラベル
11、12、13杯目:白ワイン3種類

White Wine List
(左)ヴー ブラン2023
樽型ステンレス仕込みのキリッと甲州
(中央)グルペット ブラン2023
牧丘育ち爽やかソーヴィニヨン・ブラン
(右)ソレイユ千野甲州2023
一級畑の樽発酵。両年ならではの完成度!

14、15、16、17杯目:赤ワイン4種類

Red Wine List
(左)それいゆピノ・ノワール2022年のきろく
自然発酵のやわらかな果実味
(中央左)それいゆシラー2022年のきろく
久しぶりのリリース!明るくスパイシー
(中央右)それいゆメルロー2020年のきろく
芳醇な熟成香と滑らかなタンニン
(右)ルージュ クサカベンヌ2023
完熟MBAのマセラシオン・カルボニック。良年ならではの仕上がり!

社長室は元コンクリートタンク

こちらのお部屋、醸造所内にある元コンクリートタンクを社長室にしているそう。
ひんやりとしていました。

ほんの少しずつテイスティング

醸造所の中も見学できました。

まとめ

車やタクシーでしか訪問が難しいワイナリーも多いですが、このようなイベント時に訪問すると、効率よくワイナリー巡りをすることができ、レアワインの販売やテイスティングが準備されていたり、普段はないワイナリーツアーを提供しているワイナリーもあるので、特別な思い出ができました。

秋だからこそ、たくさんの「新酒」をいただけたのも嬉しかったです。
※「山梨ヌーボー」の解禁日は11月3日

WF編集部

地域全体が賑やかな雰囲気で、楽しくワイナリーを巡りました。
17時前には山梨を出て、新宿に18時半ごろには到着。大充実の一日でした。

お天気にも恵まれワインツーリズム日和
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