プロフィール・経歴
日系航空会社で客室乗務員として国内線・国際線に乗務。主にビジネスクラス、ファーストクラスを担当。
新路線、新機体お披露目イベント等のMCも経験しました。
結婚を機に退社後、ワインに関わる仕事をしようと決意。ワインスクールで6年間ソムリエ・ワインエキスパート受験対策講座やWSET®Level2の授業などを担当しました。

ワインスクールではたくさんの素敵な生徒さんとの出会いがありました。
好きなフライト先
ホノルル
プルメリアの甘い香りが好きです。リゾート地ではロゼワインを飲みたくなります。

パリ
スーパーでバケット、チーズ、ワインを買ってお部屋で食べる、特別なことはなくてもパリでの滞在が好きでした。
日帰りでシャンパーニュやシャブリに行ったのは良い思い出です。

取得資格
日本ソムリエ協会認定ソムリエ
WSET® Level3 Decanter Prize受賞(2023年)
Decanter Prizes(スカラシップ)はWSET Level3を受験したアジア・オセアニアの生徒の中で成績優秀者上位2名が受賞できるものです。

ワインとの出会い・興味を持ったきっかけ
国際線をフライトするようになると、フライト後、先輩たちとレストランで食事をする機会が増え、その中でソムリエ資格を持つ先輩がワインリストからワインを選ぶ姿に憧れました。
ロサンゼルスのプライムリブのお店で「ジンファンデルにしようか」と提案したり、夕方のパリのカフェで「ディナーはシャンパーニュを飲むから、ここではカジュアルにクレマンにしない?」とさらりと話す。ソムリエ資格を持つ先輩たちがワインを共通言語のように楽しむ姿が素敵で、私もこんな風になりたい、とソムリエ資格取得を目指すきっかけになりました。
CAのワインにまつわるエピソード
国際線の機内で提供されるワインには、思わぬルールがあります。それは、関税の関係で、開けたワインは着陸前にすべて廃棄しなければならないということです。たとえグラス1杯分しか減っていなくても例外ではありません。
そのため、機内ではお客様にワインを上手におすすめしながら、できるだけ廃棄を減らす工夫をしています。それでも、時には高級なワインやシャンパーニュも廃棄せざるを得ないことがあり、誰にも飲まれずにシンクに流れていくのを見ると悲しい気持ちになりました。
以前、先輩から「シャンパーニュには美容効果があるのよ」と教えていただき(本当かどうかは…)、廃棄する前にほんの少量で手を洗ってみたところ、確かに手がしっとりとした気がしました。決して無駄にはしないよう心がけていますが、こうしたエピソードからもワインの特別さを改めて感じることがあります。

思い出のワイン
Château Mouton Rothschild – 1985
ソムリエ試験に合格したお祝いに、CAの先輩が私の生まれ年のワインをご馳走してくださいました。
今も大切に、この時のワインラベルはラミネートしたものを持っています!