ボジョレー・ヌーボーは、毎年11月第3木曜日からの販売が許可されている“特別なワイン”。
この記事では、解禁日・値段・出来栄え・キャッチコピー・空輸や機内サービスの裏話まで、ボジョレー・ヌーボーにまつわる様々な疑問に答えていきます。
※ 表記について
本記事では検索で一般的に使われる 「ボジョレー・ヌーボー」 を基本表記としています。
一方で、「ボージョレ・ヌーヴォー」 はワイン業界や専門書、ソムリエ協会などで採用されている表記であり、どちらも同じワインを指します。
※本記事で紹介しているボジョレー・ヌーボーの価格は、記事執筆時点での参考価格です。販売状況や輸入元の都合により、価格や在庫は変動する場合があります。また、人気銘柄は早期に売り切れる可能性もございます。なお、この記事の内容は毎年最新の情報にあわせて書き換え・随時更新しています。
ボジョレー・ヌーボーとは結局なに?

- フランス・ボジョレーで造られる新酒ワイン
- “ボジョレー’’は地区の名前、“ヌーヴォー”はフランス語で“新酒”を意味
- 赤ワインとロゼワインがある
- 毎年11月第3木曜日が世界共通の解禁日
- ガメイ種を使ったフレッシュな味わい
- 「出来栄え」が話題になるのは日本特有の現象
ボジョレー・ヌーボーとは、フランス・ブルゴーニュ地方の南部「ボジョレー地区」で造られるガメイ種の新酒ワインのことです。毎年その年に収穫したブドウを使い、仕込みからわずか数週間で瓶詰めされるため、とてもフレッシュでフルーティーな味わいが特徴です。
※同じ意味で「ボジョレー・プリムール」と呼ばれることもあります
最大の特徴は、解禁日が世界共通で「毎年11月の第3木曜日」と決められていること。つまり「今年のブドウからできたワインを一斉に楽しむ日」が、世界中で同じ日に訪れるのです。日本は時差の関係で、世界の中でも最も早く乾杯できる国のひとつとなっています。

解禁日が初めて定められたのは1951年11月15日。その後幾度かの改定を受け、現在、フランスでは新酒(ヌーボー/プリムール)の販売は毎年11月第3木曜日からと定められ、販売時にはラベルに収穫年の表示が義務づけられています。特に有名なのが「ボジョレー・ヌーボー(=ボジョレー・プリムール)」ですが、新酒として認められているのはボジョレー以外の地域にも存在します。

元々は公式発売日が 11月15日 に固定されていましたが、この日付が祝日(11月11日の終戦記念日)に近い・年によっては週末に近いなど、とくに登録や物流上の実務で混乱が生じることがありました。そこで1985年、INAOは「11月の第3木曜日」に売り出し開始日を統一し、実務的・マーケティング的両面で管理しやすくすることを目的とした改正を行いました。
また、私たちが一般的に「ボジョレー・ヌーボー」と呼んでいるワインのラベルには、
- Beaujolais(ボジョレー)
- Beaujolais-Villages(ボジョレー・ヴィラージュ)
といった表記が見られることがあります。赤ワインが特に有名ですが、実はロゼワインのボジョレー・ヌーボーも造られているのです。



ラベルに「ボジョレー・ヴィラージュ」と書いてあれば、ボジョレー地区の中でも特に良質なブドウが採れる村(ヴィラージュ)のブドウで造られたワンランク上のヌーボー。通常の「ボジョレー」のヌーボーよりやや高くなることが多いのが特徴です。
そして面白いのが、「今年の出来栄え」が毎年ニュースになるのは日本特有の現象だという点です。フランスや欧米では“季節の風物詩”として気軽に楽しむ程度ですが、日本ではバブル期以降、イベントやメディアで大きく取り上げられ「今年は50年に一度の出来!」といったキャッチコピーが恒例になりました。
つまりボジョレー・ヌーボーは、ワイン愛好家にとってはもちろん、一般の人々にとっても「一年に一度のお祭りのような存在」として定着しているのです。


2025年のボジョレー・ヌーボー解禁日は11月20日(木)


- 解禁日は 毎年11月の第3木曜日 と世界共通で決められている
- 2025年の解禁日は 11月20日(木)
- 日本は時差の関係で、世界の中でも最も早く解禁できる国のひとつ
ボジョレー・ヌーボーの解禁日は、世界共通で「毎年11月の第3木曜日」と定められています。 これはフランス政府が法律で定めたもので、解禁日前に販売や提供をすることは禁止されています。
2025年の解禁日は 11月20日(木)。この日を境に、世界中で一斉に「その年の新酒」が楽しめるようになります。
特に日本は時差の関係で、世界の中でも最も早く解禁日を迎えられる国のひとつ。そのため「世界最速の乾杯ができる国」として、ボジョレー・ヌーボーが毎年ニュースになるのです。
この「日付が決まっている新酒」という特別感が、ボジョレー・ヌーボーを単なるワイン以上のイベントにしている理由のひとつといえるでしょう。



💡 解禁日前に売ったら?
ボジョレー・ヌーボーは 「11月第3木曜の0時前に販売・提供してはいけない」 と法律で定められています。違反すると 罰金や営業許可の取消し などの処分対象になることも。ただし、実際に大きな摘発ニュースはほとんどありません。
💡 日本ではどうなる?
フランスの法律そのものは適用されませんが、輸入業者との契約で「解禁日前は販売禁止」が守られています。破ると 契約違反や取引停止のリスク があり、業界での信用を失う可能性も。
ボジョレー・ヌーボーはなぜ空輸されるの?


- ボジョレー・ヌーボーは 鮮度が命のワイン
- 解禁日に合わせて日本に届くよう、フランスから 飛行機で空輸 される
- 解禁直後に「世界最速の乾杯」ができるのは空輸のおかげ
ボジョレー・ヌーボーは、その年に収穫したガメイ種を使って短期間で仕上げる“新酒”のため、フレッシュさが最大の魅力です。 そのため、出来上がってから船などで長く輸送時間がかかってしまうと、本来の軽やかな果実味が失われてしまいます。
そこで、日本に確実に「解禁日」に間に合うようにするため、フランスから飛行機で空輸されます。空輸は船便に比べてコストはかかりますが、鮮度を保ったまま最短ルートで日本に届けることができるのです。
この仕組みによって、日本では毎年「解禁日の0時を過ぎた瞬間」に、世界で最も早く乾杯することが可能になっています。つまり、日本のボジョレー・ヌーボー人気を支えているのは、この空輸体制のおかげといえるでしょう。



💡 なぜちょっと高い?
鮮度重視のボジョレ・ヌーボーは、解禁日に合わせて空輸されることが多く、これがコストに。2024年は10月23日午前6時56分にANA便で羽田に最初のボジョレー・ヌーボー3.2トン(2640本)が到着しました。
なぜ日本だけ盛り上がるのか?


- 世界でも解禁イベントはあるが、日本ほど大規模に盛り上がるのは特有
- フランス本国では産地で祭りが開かれるものの、世界的には季節の新酒として軽く楽しまれる程度
- 日本ではバブル期に大ヒットした名残で、今も毎年大きな話題に
- フランスから多くが空輸され、解禁日に合わせて全国の店頭に並ぶ特別感も人気の理由
実は、ボジョレー・ヌーボーの解禁日をここまで大きなイベントとして祝うのは、日本ならではの文化です。フランス本国のボジョレー地区では祭りが開かれますが、世界的には季節のワインとして楽しむ程度で、ニュースになることはほとんどありません。
日本で大きなブームとなったきっかけは、1980年代後半のバブル期。華やかなパーティーやイベントが全国で開かれ、「解禁日と同時に飲むこと」が一種のステータスとなりました。その名残がいまも続き、毎年秋の風物詩としてメディアやSNSで話題になります。
さらに、日本は時差の関係で「世界最速で解禁を迎えられる国のひとつ」。そのため、解禁日に合わせてボジョレー・ヌーボーを積んだ飛行機が到着し、多くが空輸で全国に届けられます(ただし一部は船便も利用)。「世界最速で乾杯できる特別感」が、日本人の心をくすぐり続けているのです。



日本って本国フランスより早く飲めちゃう?
実はそうなんです!解禁は“現地時間で木曜0時”と決まっているので、日本は時差の関係でフランスより先にこの日を迎えます。そのため、世界の中でも最速でボジョレー・ヌーボーを楽しめる国のひとつなんです。
ボジョレー・ヌーボーの値段はどれくらい?


- 一般的な価格帯は 2,000〜4,000円程度
- 有名生産者や限定品は 5,000円以上 することもある
- スーパー、コンビニ、百貨店、ネット通販など 販売チャネルごとに特徴 がある
ボジョレー・ヌーボーの価格は、現在では750mlサイズで3,000〜4,000円前後がボリュームゾーンです。近年は、円安や燃料費・航空輸送コストの上昇、さらにはロシア・ウクライナ情勢により輸送ルートが遠回りになる影響などで、参考価格が3,000円台後半やそれ以上に値上がるケースが増えています。
サントリーによれば、2022年の「ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヌーボー」は前年度比で約40%高い価格(約3,850円)となったとのこと。



今年のジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーボー 2025は2,585円(税込、記事執筆時)ちなみにジュルジュ・デュブッフは1964年以降、ボジョレー・ヌーボーのプロモーションを行い、フランス国内および世界中で新たな市場を創出した重要な生産者です。
一方で、メゾン・ルロワといった有名生産者、限定品などは5,000円以上することもあります。ワイン愛好家の中には、毎年お気に入りの生産者のボトルを楽しみにしている人も少なくありません。
購入先によっても特徴があります。
- スーパー・コンビニ:気軽に手に入る入門的な一本
- 百貨店:有名生産者や限定アイテムが豊富
- ネット通販:解禁日前に予約できる、まとめ買いがしやすい
このように、価格や販売チャネルを知っておくと、自分に合ったボジョレー・ヌーボーを選びやすくなります。



実は、ボジョレー・ヌーボーには ペットボトル入り もあるんです。軽くて持ち運びやすく、割れにくいのが特徴。環境配慮やコスト削減の面から採用されていて、たとえばメルシャンは2023年に『アルベール・ビショー ボージョレ・ヌーボー ペットボトル(500ml)』を発売しています【キリンHD公式リリース】。楽天市場などでも、750mlのペットボトル入りヌーボーが販売されています【楽天市場】。
出来栄えとは?毎年のキャッチコピーの意味


ボジョレ・ヌーボーといえば、毎年ニュースで耳にする「今年の出来は◯◯!」という評価やキャッチコピー。これはその年のブドウの生育状況やワインの仕上がりを踏まえて作られていますが、実際にはどちらかというと マーケティングや宣伝文句の要素が強いもの。天候によってブドウの糖度や酸のバランスは変わるため、毎年少しずつニュアンスが異なり、“年ごとの顔”を持つキャッチコピーはヌーボーの面白さの一つかも。そうした出来栄えを消費者にわかりやすく伝えるために、印象的なフレーズとして仕立てられているのです。
出来栄えとキャッチコピーは誰が決める?
ボジョレー・ヌーボーといえば毎年おなじみの「今年の出来は◯◯!」というキャッチコピー。
これについて「フランスのボジョレー・ワイン委員会(Inter Beaujolais)が毎年公式に発表している」と紹介されることもありますが、実際には必ずしもそうではありません。
ワイン委員会は産地全体の広報やプロモーションを担っていますが、「今年の出来」を示すキャッチコピーを毎年必ず公式に発表しているわけではないのです。
むしろ日本では、輸入元のサントリーや各インポーターが自社でPR用のコピーを作成するケースが多く、その表現は会社ごとに異なります。そのため、同じ年でも新聞やニュース記事によって紹介されるキャッチコピーが微妙に違って見えるのは自然なこと。つまり、これらは「その年のブドウやワインの特徴をベースにした宣伝文句」と理解するとよいでしょう。
キャッチコピーの歴史


1970年代後半から1980年代にかけて、日本でボジョレー・ヌーボーのブームが徐々に拡大し、「今年の出来は?」という問いかけ風のキャッチコピーが浸透し始めた、という記述があります。ただし、1970〜80年代の具体的なコピー例やその頻度を網羅する資料は限られており、この定着がいつどの程度からかは明確ではありません。
1990年代〜2000年代になると、日本で「○年に一度の出来」「100年に1度の出来」「桁外れに素晴らしい年」といった強めの表現が使われるキャッチコピーが目立ち、話題作りの一助になっていました。これには、メディアや輸入業者が“インパクト重視”で宣伝文句を選ぶ傾向があったことが窺えます。
バブル期(1980年代後半〜90年代初頭)の華やかな消費文化とも重なり、「キャッチコピーで楽しむボジョレー・ヌーボー」というスタイルが一種の常態化しました。
近年では、過度な誇張を抑え、「果実味が豊かでエレガント」「滑らかでバランスのとれた味わい」といった表現が増えてきており、消費者の成熟やメディア・レビューの多様性が影響しているようです。
過去のキャッチコピー例(一部)
1983年:「10年に一度の当たり年」
1995年:「ここ数年で最高」
2003年:「100年に一度の出来」
2011年:「フルーティーでエレガント」
2015年:「果実味豊かでバランスの良い仕上がり」
2020年:「色付きがよく、果実味豊かな仕上がり」
※インポーターや報道によって表現に違いあり



ボジョレー・ヌーボーはお祭り気分で楽しめる一方で、こんな声もあるんです。『マーケティング要素が強すぎる』『新酒だから軽くて物足りない』『価格が高くなりすぎている』など…。日本特有の過熱ぶりに違和感を覚えるワイン愛好家も少なくありません。
ボジョレー・ヌーボーの楽しみ方&おすすめペアリング


- 冷やしてカジュアルに楽しむのが基本
- 和食とも好相性(焼き鳥・すき焼き・鍋料理など)
- 解禁日には家族、友人や同僚と「気軽に乾杯」するのがおすすめ
ボジョレー・ヌーボーは、新酒ならではの軽やかさとフレッシュな果実味が魅力です。 難しい知識や格式ばったマナーは必要なく、グラスに注いで気軽に楽しむのが一番。赤ワインですが渋みが穏やかなので、よく冷やして飲むのがおすすめです。
料理との相性も幅広く、実は和食とのペアリングが抜群。
- 焼き鳥(特にタレ):果実味が甘辛いタレに寄り添う
- すき焼き:軽やかな酸味が肉の脂をさっぱりと流す
- 鍋料理:野菜や出汁の風味と調和しやすい
もちろんチーズやパンと合わせる王道スタイルでも楽しめます。
そして何よりの楽しみ方は、解禁日に家族、友人や同僚と乾杯すること。一年に一度の季節行事として、ワイン好きでなくても盛り上がれるのがボジョレー・ヌーボーの魅力です。
解禁日のフライトでは機内サービスも


- 日本の航空会社(特にJALやANA)では、解禁日に合わせて国際線・国内線の一部でボジョレー・ヌーボーが提供されることがある
- 「世界最速の乾杯」を空の上で体験できる特別感
- 空輸で届いたばかりのヌーボーを、飛行機の中で味わえるのは日本ならでは
ボジョレー・ヌーボー解禁日の楽しみ方は、レストランや家庭だけにとどまりません。 日本の航空会社では、解禁日に合わせて国際線や一部の国内線でヌーボーをサービスすることがあります。
機内で味わうボジョレー・ヌーボーは、「空の上で世界最速の乾杯」を体験できる特別な瞬間。フランスから空輸されたばかりのヌーボーを、飛行機の中で口にできるのは、日本ならではの贅沢です。
さらに、軽やかな味わいは機内食との相性も良く、和食のメニューやチーズプレートと組み合わせても楽しめます。普段は「赤ワインは渋い」と感じる人でも、フルーティーで飲みやすいヌーボーなら、空の旅をより華やかに演出してくれるでしょう。



CAライターの中には、ボジョレー・ヌーボー到着イベントに登壇したり、機内でサービスを担当したメンバーもいます。解禁日の機内サービスはワインリストに載っていないサプライズであることが多く、お客様が搭乗して初めて知る特別な体験。驚きや喜びの声が多く、会話も弾み、CAにとっても楽しいひとときです。
2025年の出来栄え予想


2025年のボジョレー・ヌーボーについて、現時点ではまだ公式な「出来に関する総評」は発表されていません。しかし、フランス農務省やワインメディアからはすでに予想や初期評価が出ています。
フランス農務省は、2025年の国内ワイン生産量を 3,740万ヘクトリットル と予測。これは前年よりは回復するものの、過去5年平均と比べて 約13%少ない水準 で、ボジョレー地区でも2012年以来の低収量となる可能性が指摘されています(Reuters報道)【Reuters | Breaking International News & Views】。
一方で、夏の猛暑と強い日照によりブドウの熟度は高まり、果実味が凝縮した仕上がりが期待されています。ワイン専門誌 Bourgogne Aujourd’hui も「収量は少ないが品質には期待が持てる年」と評価しており、輸入業者エノテカの速報でも「数量は限られるが、品質には自信がある」とのコメントが出ています【Le magazine des Vins Terroirs et Œnotourisme – Bourgogne Aujourd’hui】【ワイン通販のENOTECA(エノテカ)】。
つまり、2025年は【数量は限られるが品質には期待が持てるヴィンテージ】になりそうです。
それでは、そんな2025年にぜひチェックしたいおすすめのボジョレー・ヌーボーを4本ご紹介します。
2025年おすすめボジョレー・ヌーボー4選
今年も解禁を迎えるボジョレー・ヌーボー。数多くの銘柄がありますが、その中でも「どれを選べばいいの?」と迷う方も多いはず。ここでは、定番から上級者向け、さらには自然派や特別感あふれる1本まで、2025年におすすめしたいボジョレー・ヌーボーを4本厳選しました。味わいや個性の違いをチェックして、お気に入りの一本を見つけてください。



ボジョレー・ヌーボーは通販で予約しておけば、解禁日にあわせて自宅に届くんです。解禁日の乾杯に間に合うのは嬉しい!
マルセル・ラピエール ボジョレー・ヌーボー 2025 4,480円(税込、記事更新時)
自然派ワインの巨匠が手がける、最高品質のボジョレー・ヌーボー。
ピュアで繊細、旨味の詰まった味わいは世界的に人気が高く、早期完売の可能性ありの一本です。
ルー・デュモン ボジョレー・ヌーボー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2025 5,280円(税込、記事更新時)
ガメイ種の持つフルーティーさに加えて樹齢の高さから生まれる複雑さとコクがあり、通常のヌーボーよりも味わいに深みがあります。「新酒らしさ」と「上質さ」の両方を求める人にぴったり。
タイユヴァン ボジョレー ヴィラージュ ヌーボー ヴィエイユ ヴィーニュ 2025 4,455円(税込、記事更新時)
古樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ)のガメイのみを使った上級ヌーボー。新酒でありながら深みを求めるワインラバーにも満足を与えてくれる一本です。
ルロワ ボジョレー ヴィラージュ プリムール ヌーボー 2025 8,250円(税込、記事更新時)
世界的な名門ドメーヌとして知られる ルロワ(Leroy) が厳選し買い付けたコレクション、特別なボジョレー・ヌーボー。新酒という枠を超えたその仕上がりは、“最高峰のヌーボー”と呼ぶにふさわしい一本。
まとめ|ボジョレー・ヌーボーは年に一度の季節のイベント


- ボジョレー・ヌーボーは ガメイ種の新酒、解禁日は毎年11月第3木曜
- ボジョレー・ヌーボーには赤ワインとロゼワインがある
- 日本は時差の関係で 世界最速で解禁 できる国のひとつ
- 値段は 2,000〜4,000円が中心、有名生産者はさらに高額に
- 「出来栄え」やキャッチコピーは PR要素が強い
- 事前に通販で購入すれば解禁日に飲める
- 大切なのは、難しく考えず 一年に一度のイベントとして楽しむこと
ボジョレー・ヌーボーは、毎年11月に解禁されるガメイ種の新酒です。 日本は時差の関係で世界最速の乾杯ができる特別な国であり、お祭り感も人気の理由になっています。
価格は手頃なものが多く、スーパーやコンビニでも気軽に購入できる一方で、有名生産者の限定品など少し贅沢な一本も存在します。「50年に一度の出来」といったキャッチコピーは話題づくりの要素が強いですが、それも含めて楽しむのがボジョレー・ヌーボーのスタイル。
つまり、ボジョレー・ヌーボーは ワインそのものを厳しく評価するものではなく、「みんなで解禁日をお祝いする年中行事」 として親しまれているのです。気軽にグラスを傾けながら、季節の風物詩を楽しむ──それがボジョレー・ヌーボーの一番の魅力といえるでしょう。