2025年度のソムリエ・ワインエキスパート二次試験は、多くの受験生にとって厳しい結果となりました。
2024年までは二次試験の合格率が70〜90%台で推移していましたが、2025年はソムリエ約50%、ワインエキスパート約60%まで大きく低下しました。
そんな中、ヴィノテラス受講生の2025年度二次試験突破率は85%という高い結果が公表されています。
その理由は、「本番形式に慣れること」「試験で出題される可能性の高いワインで練習すること」「目の前のワインから論理的に答えを導く力を身につけること」を徹底しているからです。
Ryoko今回は、筆者自身がヴィノテラスのSTEP01 基礎講座を実際に受講し、全5回の講座にあわせて随時更新し、講座内容や授業の様子、学べたこと、どんな方におすすめなのかを体験レポートとしてお届けします。
ヴィノテラス「STEP01基礎講座」とは?


STEP01 基礎講座は、ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策の基礎を学ぶ全5回のオンライン講座です。白ワイン10種・赤ワイン10種をテイスティングし、試験で求められる考え方や表現方法を体系的に学べます。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 講座回数・時間 | 全5回(1回 2時間30分) |
| 試飲ワイン | 白10種・赤10種(計20種類)※公式サイトで銘柄公開 |
| ワイン | 各100ml小瓶(1回4本) |
| 受講方法 | Zoomライブ(アーカイブ視聴可) |
| 教材 | 『The Perfect Tasting』オリジナルテキスト付き |
| 学習ツール | VINOLETで復習・解答練習 |



各回100mL入りの小瓶ワイン4本が届きます。授業では試験本番と同じ50mLを使用し、残りの50mLは復習用としてもう一度テイスティングできるのが嬉しい。授業直後に復習することで、特徴をよりしっかりと定着させることができます。また、ワインは適切に充填・品質管理された小瓶がクール便(送料込み)で届くため、酸化や劣化の心配はなく安心してテイスティングに取り組めます。
STEP01基礎講座はこんな人におすすめ
STEP01 基礎講座は、二次試験で求められる考え方や試験で得点につながる答案作成方法を基礎から学べる講座です。
実際に受講してみて、特に次のような方におすすめだと感じました。
- 初めてソムリエ・ワインエキスパート二次試験を受験する方
試験の流れやテイスティングの基本から学べるため、何から始めればよいかわからない方でも安心して受講できます。 - テイスティングに苦手意識がある方や自信がない方
外観・香り・味わいをどのように観察し、どの用語を選ぶべきかを論理的に学べるので、感覚だけに頼らないテイスティング力が身につきます。 - 独学で限界を感じている方
「なぜその選択肢を選ぶのか」「なぜ違うのか」まで丁寧に解説されるため、自己流では気づきにくいポイントを理解できます。 - 二次試験に必要な基礎をしっかり固めたい方
白10種類・赤10種類を通して、試験で頻出するワインの特徴を体系的に学べるため、この後の比較講座や模擬試験を受講する場合にもスムーズにつながります。(比較講座、模擬試験はヴィノテラスの二次試験対策講座)
STEP01 基礎講座の魅力は、センスや経験に頼るのではなく、誰でも素直に学べば再現できるテイスティングの考え方を身につけられることです。ワインの特徴を一つひとつ整理し、根拠を持って答えを導くメソッドが学べるため、初めて二次試験に挑戦する方はもちろん、独学で伸び悩んでいる方や、一度悔しい思いをした方にもおすすめできる講座です。
STEP01基礎講座で学べること
STEP01 基礎講座では、ヴィノテラスオリジナルテキスト 『The Perfect Tasting』 を使用しながら授業が進みます。
このテキストは、ソムリエ・ワインエキスパート二次試験のテイスティング対策に特化して作られており、ワインの知識だけでなく、「試験でどのように考え、どの選択肢を選ぶのか」という合格につながる思考プロセスまで学べるのが大きな特徴です。
『The Perfect Tasting』で学べること


- 二次試験で評価されるテイスティングの基本
- 外観・香り・味わいの観察ポイント
- テイスティングの進め方
- 試験での時間配分や心構え
- 選択肢を論理的に選ぶ考え方
- 「なぜこの表現を選ぶのか」
- 「なぜ他の選択肢ではないのか」
- すべての選択肢に解説があるため、迷いにくくなります。
- 品種や生産国を導き出す思考法
- ワインの特徴を整理しながら、品種や生産国を論理的に絞り込む考え方を身につけます。
- 試験本番でも再現できるテイスティング力
- 感覚や経験だけに頼るのではなく、誰でも再現しやすいメソッドで学べるため、本番でも落ち着いてテイスティングに臨めます。
実際に受講して感じたこと
私が特に印象に残ったのは、「根拠を積み重ねて判断すること」の大切さを、何度も繰り返し伝えてくださったことです。
二次試験は、センスや経験だけで決まるものではありません。ポイントを押さえ、基本に忠実に、そして素直に学びながら繰り返し練習することで、誰でも再現性のある力を身につけられると感じました。
講義の中で梁(ヤン)先生が何度も伝えていたのが、「品種当てゲームをしないこと」。
テイスティング初心者は、「これは○○品種に違いない」と直感で答えを出したくなりがちです。しかし、その感覚が必ずしも正しいとは限りません。だからこそ、一つひとつの特徴を丁寧に確認し、手順を飛ばさず、論理的に結論へ導いていくことが重要だと教えていただきました。
『The Perfect Tasting』は、その再現性のあるメソッドを体系的に学べる一冊であり、STEP01 基礎講座の核となる教材だと感じました。
実際に受講してみた【体験レポート】
ここからは、私が実際に受講したSTEP01 基礎講座全5回の内容を、各回ごとにレポートしていきます。
講座で学んだことや印象に残ったポイント、実際にテイスティングして感じたことなどを、受講者の視点でご紹介します。
これから受講を検討している方や、二次試験対策を始めようと考えている方の参考になれば幸いです。
第1回
第1回は、「二次試験に合格するための考え方」を身につける授業でした。特に印象に残ったポイントをまとめます。
① たくさん飲むより「目的を持ったテイスティング」が重要
二次試験対策では、数多くのワインをやみくもに飲むことよりも、何を確認するためにテイスティングするのかを意識することが大切だと学びました。
試験で出題される可能性のある典型的なワインを使い、本番と同じ手順で繰り返し練習することが、合格への近道になります。
② 品種当てゲームをしてはいけない
講座で最も印象に残った言葉の一つです。
「品種当てゲームを始めた瞬間、不合格への道に片足を突っ込んでいる。」
試験では、最初から「このワインはソーヴィニヨン・ブランだ」「ピノ・ノワールだ」と決めつけるのではなく、
- 外観
- 香り
- 味わい
を順番に観察し、その情報を積み重ねながら論理的に選択肢を絞っていくことが重要です。
③ テイスティングには正しい手順がある
テイスティングは毎回決まった手順に沿って行うことで精度が高まります。
特に重要なのが、ワイン全体の方向性をつかむ工程で、この段階の精度が、その後の判断を大きく左右します。
④ まずは「大きく分類する」ことから始める
第1回では細かな表現を覚えるのではなく、まずはワインを大きく分類する方法を学びました。
白ワインで見るポイント
- 外観の色の濃さ
- 果実香のタイプ(ニュートラルかアロマティックか)
- 酸味の強さ
赤ワインで見るポイント
- 外観の色の濃さ
- 果実香のタイプ
- 酸味
- タンニンの強さ
まずざっくりと方向性をつかみ、その後に細かな特徴を見ていくという考え方です。
⑤ 典型的なワインだから基準が身につく
講座で使用するワインは、試験対策に適した典型的なスタイルのものが選ばれています。
例えば、
- ルビーとはどんな色か
- ガーネットとはどんな色か
- 赤いベリーの香り
- 黒いベリーの香り
- ニュートラルとアロマティックの違い
といった基準が、一度のテイスティングでも理解しやすく、「なるほど、こういうことか」と納得できました。
⑥ 攻略法だけでなく「例外」まで教えてくれる
講座では試験で役立つテクニックも数多く紹介されます。
しかし、それと同時に「ワインには例外があるため、必ず最後まで確認すること」も繰り返し伝えられます。
単なる暗記ではなく、「なぜそう判断するのか」という理由まで説明していただけるため、理解が深まり、応用力も身につくと感じました。
⑦ 復習しやすいオリジナルテキストと教材


オリジナルテキストはフルカラーで、ワイン用語の解説やコラムも充実しています。
また、ワインは100mlの小瓶で届くため、
- 授業では約50ml使用
- 残り約50mlで復習
という使い方ができるのも魅力です。
さらに、提供ワインは公式サイトで公開されているため、
- オープンテイスティング
- ブラインドテイスティング
どちらの練習にも対応できます。



学んだことは『The Perfect Tasting』にどんどん書き込みましょう。 あちこちにメモを残すよりも、この一冊に知識や気づきを集約することで復習がしやすくなります。受講を重ねるごとに自分だけの一冊へと育ち、試験本番では自信を支えてくれる“お守り”のような存在になるはず。
⑧ VINOLETで復習の質が高まる


講座では、ヴィノテラスのテイスティングサポートアプリ「VINOLET(ヴィノレット)」も活用できます。
講座で学んだ内容や自分のテイスティングコメントを記録し、模範解答と比較しながら復習できます。「どこを正しく捉えられたのか」「なぜ違う答えになったのか」を振り返りやすく、単なる答え合わせではなく、次のテイスティングにつながる復習ができるのも大きな特長です。
自分のテイスティング記録は蓄積されていくため、苦手なポイントや成長も一目で把握しやすく、試験本番でも再現できるテイスティング力を着実に養うことができます。
第1回を受講して感じたこと


第1回を受講して最も印象に残ったのは、「二次試験は単なる品種当てゲームではない」ということでした。
最終的には品種を推測することも大切ですが、その答えはワインの外観・香り・味わいを丁寧に分析した結果として導き出されるものです。
ヴィノテラスでは、この「正しい分析」を重視しています。また、梁先生は、分析した情報をどのように品種や生産国の推測へ結びつけるのかを、論理的に分かりやすく教えてくださいます。
二次試験では、たとえ最終的な品種や生産国を外したとしても、正しい分析ができていれば、外観・香り・味わいなどの評価項目で得点を積み重ねることができます。
合格につながるテイスティングの考え方を基礎から学べた第1回目でした。



分析を積み重ねた先に品種の推測がある。たとえ品種を外しても合格できる力を身につけることが大切。
第2回


① 白ワイン13品種を「3つのタイプ」に整理
第2回は、二次試験で出題される可能性が高い白ワイン13品種を、ニュートラル・セミアロマティック・アロマティックの3つのタイプに分類しながら学びます。
品種の特徴や生産国を論理的に整理することで、それぞれの違いや共通点を理解し、ブラインドテイスティングで品種を絞り込む考え方を身につけていきます。
梁先生も、「ブドウ品種を当てる確率は、知識によって高めることができる」とお話しされていました。
② 回答を組み立てる3段階
白ワインの回答をどのように組み立てていくのかを詳しく学びました。
用語を理解する、ワインを分析する、そして整えるという3段階で考えることで、迷わず回答できるようになります。
一緒に正解になりやすい選択肢や、選択する優先順位なども丁寧に解説され、独学では分かりにくい試験の考え方がよく理解できます。
例えば、果実・花・植物の項目だけでも26個の選択肢がありますが、すべてを同じように考えるのではなく、まず確認すべき項目があることも学びました。
第2回を受講して感じたこと


2時間30分の講義で、前半約1時間45分が座学、後半約45分が実践テイスティングという構成でした。
テイスティングでは、試験本番と同じように選択肢を選んでいく流れを講師が再現しながら進みます。
「どこを見て、何を考え、どの用語を選択するのか」頭の中の思考プロセスを一つひとつ言語化して解説してくださるため、「なぜその答えになるのか」がよく理解できますし、回答のスピード感も参考になります。
今回の白ワインは、ニュートラル・セミアロマティック・アロマティックの違いが分かりやすいセレクトになっており、それぞれの特徴を実際に比較しながら学べました。
また印象的だったのは、「実際の香りとして覚えるべきもの」と、「概念として理解しておけばよいもの」を区別して学んだことです。
さらに、「試験当日に鼻の調子が悪かったらどうするか」というアドバイスもありました。
外観や味わいから得られる情報に、生産国や品種の知識を組み合わせながら、最も可能性の高い答えを導き出していく。コンディションが万全でないときにも対応できる、試験本番を想定した考え方まで学ぶことができます。
ここでは書ききれないほど、本番で役立つテクニックが詰まっているので、ぜひ実際の講義で体感していただきたいです。
第3回


第2回では香りの「果実・花・植物」の項目を中心に学びましたが、第3回ではその続きとなる香りの後半、味わい、そして結論の導き方までを詳しく学びました。
①香りは4つのグループで整理すると分かりやすい
香り(香辛料・芳香・化学物質)は4つのグループに整理する考え方を学びます。オリジナルテキストにもまとめられており、視覚的にも理解しやすく、記憶にも残りやすいです。
24個もの用語を一つひとつ覚えて選ぶのではなく、まずは4つのグループに分類して考え、香りの特徴や強弱から候補を絞っていくため、迷いが少なくなり、選択のスピードも格段に上がります。
②品種を考えるのは最後
梁先生が何度も強調されていたのが、「最初から品種を決めないこと」です。
外観・香り・味わいから得られた情報を一つずつ整理し、それをもとに品種や生産国を絞り込んでいきます。
最初の印象や思い込みで品種を決めてしまうと、その後の評価までそのイメージに引っ張られてしまいがちです。だからこそ、まずは目の前のワインを丁寧に観察し、得られた情報を積み重ねながら答えに近づいていくことが大切。
「二次試験は品種当てゲームではない」という第1回から繰り返し学んできた考え方が、ここでも一貫していました。
③アルコール度数は2025年からさらに難しく
2025年からアルコール度数は1%刻みで評価する形式となり、難易度が上がりました。
これはプロでも難しい項目です。
講座では、「完全に当てる」のではなく、
2択まで絞り込むための考え方を学びます。知らなければ勘に頼るしかありませんが、判断のポイントを知ることで、正解に近づきやすくなります。
④ワインは4種類で十分なのか?
1回の授業でテイスティングするワインが4種類で少ないのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。他スクールでは6〜8種類テイスティングするところもあります。
しかし実際に受講してみると、4種類だからこそ、一つひとつのワインをじっくり分析できます。梁先生も第1回でお話しされていましたが、数をこなせば良いわけではありません。
目的を持って丁寧に分析し、典型的なワインを理解し、比較しながら特徴を整理する。この講座は、そのために必要十分な本数だと感じました。
⑤ニュートラル・セミアロマティック・アロマティックを整理できる
授業では、
- ニュートラル
- セミアロマティック
- アロマティック
それぞれについて、
- 特徴
- 判断ポイント
- 候補となる品種
- 生産国の組み合わせ
- 出題頻度
まで学びます。
「ニュートラルかどうか迷ったらここを見る」というチェックポイントも教えていただけるため、本番でも落ち着いて判断できることと思います。
頻出品種や出題傾向も確率論を交えながら整理されるので、試験対策として非常に実践的な内容でした。
第3回を受講して感じたこと
第3回の座学を受講した後、一度動画を止めて実際にブラインドテイスティングをしてみたところ、自分でも驚くほど得点できました。
もちろん、いきなり品種や生産国をすべて正解したわけではありません。しかし、「この特徴なら、この品種や生産国の可能性が高い」と論理的に絞り込めるようになっていたことに、驚きました。
第1回から梁先生は何度も、「品種当てゲームはしません」とおっしゃっています。
実際にメソッドを素直に学び、外観・香り・味わいを一つずつ積み重ねていくと、結果として得点につながり、品種や生産国を正解できる確率も高くなっていることを実感しました。
仮に最終的な品種を外したとしても、候補を論理的に2〜3種類まで絞り込めていることが多く、「惜しいところまでたどり着けている」という感覚があります。それは、分析のプロセスが正しく身についてきた証拠なのだと思います。
また、近年の模範解答を踏まえた講義だからこそ、独学では時間をかけてしまいがちな部分を「そこは気にしなくてよい」と教えてもらえる一方で、一見さらっと通り過ぎてしまいそうな所が実は連動して得点に直結する重要ポイントだったりします。
「これを知っているか、知らないかで大きく差がつく」と何度も感じました。
この講座は、合格するために必要なことを、最短ルートで身につけられる講座だと感じています。
受講して改めて、「素直にメソッドを学ぶこと」が、二次試験合格への一番の近道なのだと実感しました。
第4回


第4回では、二次試験で覚えておくべき黒ブドウ品種14種類を確認した後、赤ワインの「外観」から「香り」の果実・花・植物までを学びました。
白ワインでは、覚えておくべき品種を「ニュートラル」「セミアロマティック」「アロマティック」と、主に香りのタイプから整理しましたが、赤ワインでは色の濃さを基準に品種を分類していきます。
赤ワインは果皮と果汁を一緒に発酵させるため、外観から得られる情報も多く、色の濃さは品種の特徴を捉えるうえで非常に分かりやすい手がかりになります。
① 黒ブドウ14品種を「色の濃さ」から整理
まずは、試験対策として覚えておくべき黒ブドウ14品種を、色の濃さを軸に整理します。
白ワインを香りのタイプごとに分類したときも感じましたが、共通する特徴からグループに分けて考えることで、それぞれの品種のキャラクターが格段に捉えやすくなります。
ブラインドテイスティングでも、外観を確認した段階で「この色の濃さなら、まずこのグループから検討する」と候補を絞ることができます。
赤ワインは、外観で得た情報が香りや味わい、その先の品種の推測にもつながりやすいため、最初の外観をどのように捉えるかが重要だと感じました。
② 色調は「試験でどう答えるか」まで明確に
色調については、
- ルビー・ラズベリーレッド
- ガーネット・ダークチェリーレッド
- オレンジ
という3つの代表的な色調を基準に整理していきます。
選択用語は以前は「ルビー(ラズベリーレッド)」「ガーネット(ダークチェリーレッド)」という表記でしたが、現在はそれぞれ別の選択肢になっています。
本来、ガーネットとダークチェリーレッドは同じ色調ではなく、ガーネットは褐色がかったニュアンスを含みます。しかし、これまでの模範解答を分析すると、「ガーネット・ダークチェリーレッド」がセットで正解となっている傾向があるとのこと。
そのため、今後「ガーネット=褐色がかった色」と明確に区別する模範解答が出てくるまでは、「ガーネット・ダークチェリーレッド」を試験対策としてはセットで考えてよいのではないか、という説明でした。
単に用語の意味を覚えるだけではなく、実際の模範解答を踏まえて「試験ではどう判断するか」まで示してもらえるのは、とても実践的だと感じます。
③ 「よく使う用語」と「ほとんど使わない用語」が分かる
今回も、各項目の選択肢について、
使用頻度が高い用語/ほとんど使わない用語/使用頻度が高い中でも優先して検討する用語
というように優先順位をつけて解説されます。
さらに、「この試験では正解になる可能性が限りなく低いため、基本的には選ばない」「まずはこちらの用語から検討する」といったところまで明確です。
選択肢が並んでいると、どうしてもすべてを同じ重要度で覚えようとしてしまいます。しかし、実際には頻出する用語とそうでない用語があり、その優先順位が分かるだけでも迷いがかなり減ります。
何を最初に検討し、どのような場合に次の選択肢へ進むのか。
この順番が明確になることで、回答の再現性が高くなるだけでなく、テイスティングにかかる時間も短くなっていくと感じました。
④ 用語の「役割」が分かると選択しやすくなる
これまで何となく使っていた用語についても、「この用語は香りのボリュームを表すもの」といったように、その用語が何を表現するためのものなのかを整理して解説してくださいます。
用語の意味そのものを覚えていても、「どんな場面で選ぶのか」が曖昧だと、実際の試験では迷ってしまいます。
一方で、用語の役割や分類が分かると、
何を表現する用語なのか → どのようなワインで使うのか → 今回選ぶべきなのか
という流れで考えられるようになります。
⑤ 模範解答の「法則が見えない」ときの考え方まで教えてくれる
二次試験の模範解答を見ていると、必ずしも法則性が明確ではなく、「なぜこの用語が正解なのだろう?」と感じる項目もあります。
そうした部分についても曖昧にせず、過去の模範解答を分析したうえで、法則性が見えにくい場合にはどのように考えればよいのかまで示してくださいます。
これは、過去の模範解答を細かく分析しているからこそできる解説だと思いました。
また、ブラインドテイスティングで正確に判別すること自体が非常に難しい項目については、「これは正確に答えるのは難しい」とはっきり言ってくださいます。
そのうえで、「では試験ではどうするか」という戦略を教えてもらえるので、安心できます。
香りについても、ピーマンやユーカリなど、判別できた方が良い特徴は押さえつつ、それ以外については必要以上に神経質にならなくてもよい、というように重要度が明確です。
第4回を受講して感じたこと


何度も書いていますが、今回も改めて感じたのは、梁先生のメソッドは再現性が高いということです。
まず何を見るのか → どの選択肢を優先するのか → どんな場合に次の候補を検討するのか
という判断の順番が明確です。
特に赤ワインは、外観で捉えた特徴から香り、味わいへと連動して考えやすく、全体を通して選ばれやすい用語にも一定の傾向があります。
外観を見た時点から、その後どのような用語を検討していくのか。その道筋が少しずつ見えるようになってきました。
そして個人的にありがたいのが、「ここを完璧に判別するのは難しい」「これは優先順位が低い」とはっきり言ってもらえること。
二次試験対策では、すべてを完璧に見分けようとすると迷いが増えてしまいます。
難しいものは難しいと理解したうえで、得点するために何を優先するのか。
第4回でも、そのための具体的な判断基準を学ぶことができました。
第5回


第5回は、赤ワインの後半。香りの特徴(香辛料・芳香・化学物質)から、味わい、そして最後の結論までを学びました。
第5回まで進むと、テイスティング用語の構成や回答の流れにもだいぶ慣れてきました。
選択する用語自体は多いものの、「何を見るのか」「どの順番で考えるのか」が分かってくると、迷うことも少なくなってきます。
①「なんとなく選ぶ」がなくなる明確な基準
例えば、最後の結論で選択するグラスの項目には、
- 小ぶり
- 中庸
- 大ぶり
- バルーン型
- チューリップ型
と、さまざまな選択肢があります。
独学で問題を解いていると、「このワインなら、なんとなく大ぶりかな?」など、感覚で選んでしまいがちなところ。
しかし、ここにもどれを選択するかの明確な基準があります。
基準を理解してしまえば、毎回なんとなく選ぶことはありません。
第1回から繰り返し感じてきたことですが、この講座の大きなメリットは、単に模範解答を覚えるのではなく、「なぜこの回答になるのか」という判断基準を身につけられることだと思います。
②白3パターン・赤3パターンを押さえれば、回答の軸ができる
オリジナルテキストでは、白ワインを香りのタイプで3パターン、赤ワインは色調を基準に3パターンに分類して整理します。
そして、それぞれのタイプについて、試験で正解になる可能性の高い模範的な回答パターンが用意されています。
赤ワインであれば、まず目の前のワインが
ルビー系なのか、ガーネット系なのか、オレンジ系なのか。
最低限ここを判断できれば、それぞれの基本パターンを土台にして回答を組み立てられるようになります。
もちろん実際のワインには例外もありますが、まず「基本となる型」を持っておくことで、試験中の迷いはかなり減るはずです。
③過去の出題一覧で「何を優先して勉強するか」も分かる
オリジナルテキストの最後には、過去の出題一覧も掲載されています。
これが試験対策をするうえで非常に便利。
どの品種、どの生産国が過去にどのくらい出題されているのかが分かるため、何を優先して勉強すべきなのかを判断できます。
さらに、ワイン以外の「その他のお酒」についても過去の出題数を確認できます。
限られた時間ですべてを同じ濃度で勉強するのではなく、出題傾向を見ながら優先順位をつけられるのは大きなメリットだと感じました。



ヴィノテラスの講座は過去の出題を分析したうえでワインがセレクトされているので、試験対策として安心して学べます。
ワインショップやワインバーのソムリエにワインを選んでもらう方法もありますが、その方が現在のソムリエ・ワインエキスパート二次試験の出題傾向をどこまで把握しているかは分かりませんよね。出題傾向を踏まえたワインで練習することがとても大事だと感じました。
④「その他のお酒セット」は早めに確保しておくのがおすすめ
リキュール・ハードリカー 48本セットオリジナルテキストには「その他のお酒」も含めた過去出題一覧があります。
個人的に、二次試験対策をするなら早めに用意しておいたほうがいいと思うのが、ヴィノテラスの「その他のお酒セット」です。
価格は2万円ほどするため、決してお安くはありません。
ただ、「その他のお酒」を自分で一つひとつ揃えて練習する手間や、試験対策として必要なものを効率よく比較できることを考えると、中途半端に対策するより、「その他のお酒セット」を購入するのは効率がいいと思います。
特に注意したいのが、例年早い段階で売り切れる可能性があること。
試験直前になって、
「やっぱりその他のお酒も練習しておきたい」
「ここまで来たら不安になってきた……」
と思っても、そのときには購入できない可能性があります。
受験することを決めていて、その他のお酒までしっかり対策するつもりなら、在庫があるうちに早めに確保しておくのがおすすめです。
全5回を終えて、試験までにやるべきことが明確になった
全5回の基礎講座を通して感じたのは、二次試験対策では、ただたくさんのワインを飲んで品種を当てられるようになることより、目の前のワインのどこを見て、どう判断し、どの選択肢を選ぶのか。その一連の流れを身につけることが重要だということです。
白ワイン3パターン、赤ワイン3パターンという基本の型を持ち、そこから目の前のワインに合わせて考える。
最初は複雑に見えた選択用語も、判断する順番と基準が分かってくると、少しずつ「迷わず選べるもの」に変わっていきました。
第1回で聞いた「二次試験は品種当てゲームではない」という言葉の意味が、全5回を終えた今、より実感を伴って理解できたように思います。


まとめ|合格への第一歩は「STEP01 基礎講座」から


「何から始めればいいかわからない。」
「テイスティングに自信がない。」
「独学では限界を感じている。」
そんな方にこそ、STEP01 基礎講座をおすすめします。
この講座には、二次試験合格に必要な知識と心構えが詰まったオリジナルテキスト『The Perfect Tasting』と、誰でも再現性のあるテイスティングメソッドがあります。
ワインの特徴を一つひとつ整理し、論理的に答えを導く考え方を身につけることで、「なんとなく答える」テイスティングから卒業し、自信を持って試験に臨めるようになります。
二次試験までの時間は限られています。だからこそ、最初に正しい基礎を身につけることが、その後の練習での伸びを大きく左右します。
二次試験の合否を分けるのは、「たくさん飲んだ経験」ではなく、「正しい方法で学び、それを再現できる力」です。その第一歩として、STEP01 基礎講座はきっと心強い味方になってくれるはずです。
申し込み方法
| カリキュラム | テーマ | 学ぶこと |
|---|---|---|
| 第1回 | 二次試験の全体像 | 試験の概要・心構え・テイスティングの考え方・必要な基礎知識 |
| 第2回 | 白ワイン 前半 | 白ワインの基本・主要品種・外観・香り |
| 第3回 | 白ワイン 後半 | 香り・味わい・結論まで。白ワインの分析を一通り完成 |
| 第4回 | 赤ワイン 前半 | 赤ワインの基本・主要品種・外観・香り |
| 第5回 | 赤ワイン 後半 | 香り・味わい・結論まで。赤ワインの分析を一通り完成 |
開講後でも、録画動画と小瓶ワインで受講できるため、思い立ったタイミングで学習をスタートできます。
平日午前中までの注文は、基本的に翌日に発送されます。
※開催済みのものはまとめて発送されます
詳しくは下記公式サイトをご確認ください。
STEP01 基礎講座の詳細・お申し込みはこちら


一次試験に合格したらすぐに二次試験の対策を始めましょう!









